可視化リーディング ― 事実/意見問題共通テスト第2問「空飛ぶ車」 / オンライン塾 THINKING
6:00
2025年度 共通テスト本試験 第2問(配点12)

【事実/意見問題】を攻略する
可視化リーディング
― 空飛ぶ車 ―

第2問は「事実」と「意見」が混ざった英文が出ます。ここで覚えるのは、本文をどう読むかより先に、目をどの順番で動かすか。設問の先読みが効く問題と効かない問題を切り分け、それぞれの目の動かし方を、見える手順として固めます。

目標解答時間 6分 設問4問 各3点 下の「本文を開く」で、いつでも英文を参照できます
STEP 0

まず、時間を測って自力で解く

Try it yourself

解説を読む前に必ず解いてください。大事なのは正解数ではなく、「どの設問で本文に戻る回数が増えたか」「どの設問で選択肢を全部読み直したか」を自分で観察すること。それがそのまま、この後の可視化リーディングがあなたに効く場所になります。

タイマー6:00
6分を過ぎても止めずに続けて、超過時間を覚えておきましょう。
第2問(配点 12)

Your teacher asks you to write a report about the future of transportation. To prepare, you read a blog written by a British author about the topic.

Flying Vehicles
10 December 2024
Jonah Markowski
Bristol, UK

Yesterday, I attended a forum in northern Japan called Flying Vehicles: Today and Tomorrow. Modern transportation problems and solutions were discussed by three guest speakers.

All the speakers agreed on three points. First, flying vehicles should be electrically powered in general. Air pollution can be reduced by increasing the use of zero-emission technologies. Second, emergency services would be improved. Flying ambulances would be faster in large cities with heavy traffic. Also, they would be better for servicing small towns far from hospitals. Finally, from a safety point of view, they said that flying technology would need to be well tested and controlled to avoid accidents in the air.

At the end of the forum, the speakers discussed flying taxis. According to one of the speakers, recent reports show that some countries are already developing this technology. A few of them are even testing flying taxi services in the middle of their major cities. Then, someone in the audience asked if flying taxis would soon be available around the world. Two of the speakers answered, “Yes,” but they disagreed about the timing. One of them said, “In 5 years,” and the other said, “In 15 years.” The third speaker answered, “No, because the operating costs of flying taxis are too high.” I look forward to seeing which guest speaker’s prediction turns out to be correct.

Next week’s blog is about self-driving cars. It’s going to be a fantastic post!

問 1Which of the following did all the guest speakers agree on? 4

  1. 1Flying vehicles are widely accepted as being safe.
  2. 2Flying vehicles will improve responses to emergencies.
  3. 3Modern transportation problems are difficult to solve.
  4. 4Zero-emission technologies cannot be applied to flying vehicles.

問 2Flying vehicles will most likely 5.

  1. 1be used in small towns rather than large cities
  2. 2increase the number of traffic jams near hospitals
  3. 3prevent solutions to environmental problems
  4. 4require proper assessment and regulation

問 3One guest speaker’s opinion is that 6.

  1. 1flying taxi centres will be based in rural areas
  2. 2flying taxi technology has already been tested
  3. 3flying taxis are already widespread
  4. 4flying taxis are too expensive to run

問 4Which of the following is mentioned in the blog? 7

  1. 1Costs of flying ambulance services
  2. 2Flying transport using solar-power
  3. 3Parking areas for flying taxis
  4. 4Urban trials of flying taxi services
問 1
問 2
問 3
問 4
STEP 1

可視化リーディング ― 目の動かし方を見える化する

The eye path

第1問までの読み方は「設問を先読みして、キーワードで本文を狙い読みする」でした。第2問でも土台は同じです。ただし第2問からは、設問文にキーワードが無い問題が混ざり始めます。「次のうちどれが本文で述べられているか」のような設問は、先読みしても探すべき言葉が手に入りません。そこで手順を1本増やします。

1

リード文とタイトルで「場面」を先に作る

誰が・何のために・何を読むかを1行で言えるようにする。今回は「輸送の未来のレポートのために、イギリス人のブログを読む」。タイトル、日付、筆者、イラストは全部ヒント。

2

設問を先読みして「探す言葉」があるか判定

設問文に本文で探せる具体的な語(all the speakers, opinion)があればキーワードあり。most likely / mentioned のように抽象的ならキーワードなし。ここで二手に分かれる。

3-1
キーワードありの場合

該当箇所を本文から探し、狙い読み

選択肢は先に読まない。出題者は選択肢に「本文っぽい言葉」を散らして誘導してくる。先に本文で根拠を握ってから選択肢を見ると、誘導に引っかかりにくい。

3-2
キーワードなしの場合

選択肢を先読みし、本文と一つずつ照合

探す言葉が無いので、選択肢の方を「探す言葉」にする。「本当に?」「そんな話あった?」とツッコミを入れておくと、本文を読んだとき引っかかりが残る。○?×を付けて消去法。

リード文:誰が・何のために・何を読む Title: Flying Vehicles / 日付・筆者・場所 All the speakers agreed 照らし合わせて発見 キーワードあり設問(問1・問3) all the speakers / opinion → 本文に探しに行く キーワードなし設問(問2・問4) most likely / mentioned → 選択肢を先に読む 選択肢①〜④(ツッコミを入れながら読む) 消去法:○ / ? / × を付けて処理 本文と一つずつ突き合わせる 1 2 3-1 2 3-2
1リード文・タイトルで全体像2設問を先読み → タイプ判定3-1キーワードあり → 狙い読み3-2キーワードなし → 選択肢先読み → 照合
1

リード文とタイトルで「場面」を先に作る

誰が・何のために・何を読むかを1行で言えるようにします。今回は「輸送の未来のレポートのために、イギリス人のブログを読む」。タイトル、日付、筆者、イラストは全部ヒントです。

2

設問を先読みして「探す言葉」があるか判定

設問文に本文で探せる具体的な語(all the speakers, opinion)があればキーワードあり、most likely / mentioned のように抽象的ならキーワードなし。ここで二手に分かれます。

3-1

キーワードあり → 該当箇所を探し、狙い読み

選択肢を先に読みません。先に本文で根拠を握ってから選択肢を見ると、出題者の誘導に引っかかりにくくなります。

3-2

キーワードなし → 選択肢を先読みし、照合

選択肢の方を「探す言葉」にします。ツッコミを入れながら読み、○?×を付けて消去法で処理します。

この手順の急所

「設問を先読みする」までは誰でもやります。差がつくのは、先読みした瞬間にタイプを判定して、選択肢を読むか読まないかを決めていることです。キーワードあり問題で選択肢まで読むと、時間を失ううえに、本文を読む前に誤った先入観を植え付けられます。逆にキーワードなし問題で選択肢を読まずに本文へ行くと、何を探しているのか分からないまま全文を読み直すことになります。

STEP 2

4問をタイプ分けする ― 先読み30秒の作業

Classify before you read

本文を読む前に、設問4つを見て次の仕分けを頭の中で作ります。実際の試験では10〜20秒。「問1と問3は探しに行く、問2と問4は選択肢を先に見る」と決めるだけで十分です。

問1キーワードあり
Which of the following did all the guest speakers agree on?
「全員が同意した」箇所を探す。agree / all がそのまま本文にありそう。
問2キーワードなし
Flying vehicles will most likely ___.
「今後〜になりそう」は本文のどこにでもあり得る。選択肢を先読みしてツッコミを用意。
問3キーワードあり(意見)
One guest speaker’s opinion is that ___.
「意見」と下線付きで問われている。まず選択肢の中から「意見らしい表現」を見つけ、該当スピーカーの発言を探す。
問4キーワードなし
Which of the following is mentioned in the blog?
典型的な「言及されているのはどれか」。選択肢を先読みし、読み終えた本文と照合して消去法。
問3の扱いが少し特殊な理由

問3は設問に opinion というキーワードがありますが、本文に "opinion" という語が出てくるわけではありません。この語が教えてくれるのは「探す場所」ではなく「選択肢の絞り込み方」です。「意見」と問われた以上、事実として書かれた選択肢は答えになりません。つまり問3は、選択肢を先に読んで「事実っぽいもの」を落としてから本文へ向かう、3-1と3-2の合わせ技になります。STEP 4で詳しくやります。

STEP 3

脳内実況 ― 読める人の頭の中を再生する

Think-aloud

ここからは、この手順で実際に解いている人の頭の中をそのまま言葉にします。「読めば分かる」ではなく「どの順番で何を見て、なぜそう判断したか」を追ってください。各問はタップで開閉できます。「本文の該当箇所を見る」を押すと、根拠の文が色付きで開きます。

ゲストスピーカー全員が同意したのは次のどれか。

  • 1空飛ぶ車は安全だと広く受け入れられている。
  • 2空飛ぶ車は緊急事態への対応を向上させるだろう。
  • 3現代の輸送問題は解決が難しい。
  • 4排出ゼロ技術は空飛ぶ車には応用できない。
1
先読み:all the guest speakers agree on =「全員が同意した内容」

「全員」「同意」という強い言葉があるので、本文に同じ意味の文が必ずあるはず。選択肢はまだ読まない。

2
本文を上から流すと、第2段落の頭で止まる
All the speakers agreed on three points.スピーカー全員が3つの点で同意した。

設問の言葉がそのまま出てきた。ここから「3つ」が列挙される。First / Second / Finally が目印。

3
1つ目のポイントを読んだら、いったん選択肢を見る
First, flying vehicles should be electrically powered in general. Air pollution can be reduced by increasing the use of zero-emission technologies.第一に、空飛ぶ車は原則として電動であるべきだ。排出ゼロ技術の利用を増やせば大気汚染を減らせる。

ポイントを1つ読むごとに選択肢を確認するのが速い。zero-emission という語が④にある。ただし④は「応用できない」と言っていて本文と真逆。本文の言葉を使って逆のことを言う、典型的な誘導。④に×。

4
2つ目のポイントで、②と一致
Second, emergency services would be improved.第二に、緊急サービスは向上するだろう。

選択肢②の improve responses to emergencies と同じ内容。emergency services → responses to emergencies、would be improved → will improve と、表現を変えただけ。ここで②に○。

5
残りも念のため潰す(10秒)

①「安全だと広く受け入れられている」:本文は「安全のために試験と管理が必要」と言っている。安全はまだ確保されていない話なので×。③「解決が難しい」:第1段落は "problems and solutions were discussed" と述べただけで、難しいとは書いていない。×。

emergency services would be improved⇒will improve responses to emergencies
この問題の学び

キーワードあり問題は「設問の言葉が本文にそのまま出る場所」を探すのが第一歩。見つけたら、そこから先を「1つ読んでは選択肢を確認」のリズムで進めると、全部読んでから選択肢を見返す時間が要りません。

空飛ぶ車は、最も可能性が高いのは ___ である。

  • 1大都市よりも小さな町で使われる
  • 2病院の近くで渋滞の数を増やす
  • 3環境問題の解決を妨げる
  • 4適切な審査と規制を必要とする
1
先読み:most likely = 探す言葉が無い

「最もありそうなこと」は本文のどこにでも書けます。狙い読みできないと判断して、選択肢を先に読む方へ切り替え。

2
選択肢を読みながら、1つずつツッコミを入れて記憶に残す
  • ?
    ① 小さな町で使われる
    「大都市より」小さな町? 大都市の渋滞を飛び越える話の方がありそうだけど…
  • ?
    ② 病院近くの渋滞を増やす
    空を飛ぶのに渋滞を増やす? むしろ減らしそう。
  • ?
    ③ 環境問題の解決を妨げる
    電動で排出ゼロなら、解決に「役立つ」側では?
  • ?
    ④ 適切な審査と規制が必要
    確かに空を飛ぶなら安全面の規制は要りそう。

この「?」の状態で本文に入ると、該当文に出会った瞬間に「あ、これだ」と反応できます。ツッコミは正解を当てるためではなく、記憶のフックを作るためのものです。

3
問1の続きの箇所(3つ目のポイント)で答えに当たる
Finally, from a safety point of view, they said that flying technology would need to be well tested and controlled to avoid accidents in the air.最後に、安全の観点から、空中の事故を避けるために飛行技術は十分に試験され、管理される必要があるだろうと彼らは述べた。

need → require、well tested → proper assessment、controlled → regulation。三つの言葉がまとめて言い換えられている。④に○。

4
残りを本文で確認して落とす

①:本文は「大都市で速い」「小さな町にも良い」と両方を挙げているだけで、どちらかを優先していない。「rather than」が言い過ぎ。×。②:「渋滞の多い大都市で速い」とあるだけで、渋滞を増やすとは言っていない。×。③:排出ゼロ技術で大気汚染を減らせる、と真逆。×。

would need to be well tested and controlled⇒require proper assessment and regulation
この問題の学び

キーワードなし問題の正解は、たいてい本文を「まとめ直した」言い換えで作られています。単語1つの一致で選ぶのではなく、「本文の1文がまるごと別の言葉で言い直されていないか」で見ます。①のように、本文の言葉(small towns / large cities)を使いながら関係だけ変えてある選択肢が最も危険です。

あるゲストスピーカーの意見は、___ というものだ。

  • 1空飛ぶタクシーのセンターは地方部に置かれるだろう
  • 2空飛ぶタクシーの技術はすでに試験済みである
  • 3空飛ぶタクシーはすでに普及している
  • 4空飛ぶタクシーは運営するには費用がかかりすぎる
1
先読み:opinion に下線 = 「意見」だけが答えになる

本文に "opinion" という語は無いので探しには行けません。代わりに、この語は「事実として書かれた選択肢は正解にならない」というルールをくれます。まず選択肢を、内容ではなく書き方で仕分けします。

2
選択肢を「事実の書き方」と「意見の書き方」に分ける
  • 意見
    ① will be based
    will は未来の予測。誰かの見立てなので「意見」の形。
  • 事実
    ② has already been tested
    already + 完了形は「済んだこと」の報告。事実の形なので、本文にあっても答えにならない。
  • 事実
    ③ are already widespread
    already + 現在形で現状の報告。同じく事実の形。
  • 意見
    ④ too expensive
    too は「〜すぎる」という主観的な評価。意見の形。

本文を読む前に①か④まで絞れました。あとは第3段落で「地方に拠点」か「費用が高すぎる」のどちらが出てくるかを確認するだけ。

3
第3段落の終盤で④の根拠に当たる
The third speaker answered, “No, because the operating costs of flying taxis are too high.”3人目のスピーカーは「いや、空飛ぶタクシーの運営コストは高すぎるから」と答えた。

operating costs ... too high → too expensive to run。costs ↔ expensive、operating ↔ run の言い換え。しかもこれは「3人目のスピーカー個人の答え」なので、設問の One guest speaker's にも一致。④に○。

4
①は本文に無いことを確認

rural / centre に相当する話は第3段落のどこにもない。「大都市の真ん中で試験している」とは書いてあるので、むしろ逆方向。×。②③は本文に近い記述(developing, testing)がありますが、それは「報告が示す事実」として書かれた内容であって、スピーカーの意見ではありません。内容が合っていても、設問が求める「意見」ではないので×。

operating costs ... are too high⇒too expensive to run
この問題の学び

「意見」を問う問題は、本文を読む前に選択肢の文法的な形で半分決まります。will / would / should / too / must など主観のマーカーが入っていれば意見の候補、already + 完了形や数字・日付は事実の候補。この仕分けは読解力ではなく「見る場所を知っているか」の勝負です。

ブログで言及されているのは次のどれか。

  • 1空飛ぶ救急車サービスのコスト
  • 2太陽光発電を使った空飛ぶ輸送
  • 3空飛ぶタクシー用の駐車エリア
  • 4空飛ぶタクシーサービスの都市部での試験
1
先読み:mentioned = 探す言葉なし、選択肢を先に読む

「言及されているのはどれか」は第2問の定番で、本文全体が範囲。問2と同じく選択肢を先読みしてツッコミを用意します。

2
選択肢を読みながらツッコミ
  • ?
    ① 空飛ぶ救急車のコスト
    コストの話はあったけど、それはタクシーじゃなかった?
  • ?
    ② 太陽光発電
    「電動」とは言っていたけど、太陽光なんて具体的な話あった?
  • ?
    ③ 駐車エリア
    駐車場の話、一度も出てない気がする。
  • ?
    ④ 都市部での試験
    「大都市の真ん中で試している」って読んだ気がする。
3
問4を解く頃には本文をほぼ読み終えている

問1〜3で第2・第3段落は通過済み。だからこの問題は「探す」というより「読んだ記憶と照合する」問題です。④の「読んだ気がする」を最優先で確認しに行きます。

A few of them are even testing flying taxi services in the middle of their major cities.そのうちいくつかの国は、大都市の中心部で空飛ぶタクシーサービスの試験さえ行っている。

testing → trials、in the middle of their major cities → urban。④に○。

4
残りの3つは「言葉のすり替え」で作られている

①:コストが出てくるのは flying taxis の運営コストで、ambulance ではない。主語のすり替え。×。②:electrically powered / zero-emission とは言ったが、solar-power は一度も出ていない。「電気」を「太陽光」に具体化したすり替え。×。③:parking に相当する記述は無い。完全な作り話。×。

testing ... in the middle of their major cities⇒Urban trials
この問題の学び

「言及されているのはどれか」の誤答は、①主語をすり替える、②抽象語を勝手に具体化する、③本文に無い話を混ぜる、の3パターンでほぼ作られています。選択肢先読みの段階でこの3つを疑っておくと、本文照合が一気に速くなります。

STEP 4

事実と意見を「形」で見分ける

Fact vs. opinion

問3で使った仕分けを、どの英文でも使える道具にしておきます。事実と意見は「内容」で判断しようとすると迷います。「書き方」で判断すると迷いません。

事実の書き方(Fact)

  • 数字・日付・固有名詞:10 December 2024、three guest speakers
  • already + 完了形/現在形:済んだこと・現状の報告
  • recent reports show that ...:出典を伴う報告
  • 過去形の出来事:I attended a forum、the speakers discussed
  • 誰が読んでも同じ結論になる記述

意見の書き方(Opinion)

  • 予測の助動詞:will、would、In 5 years
  • 評価・判断:should、need to、too high、fantastic
  • 主観の合図:I think、I look forward to
  • 断言の形をした見立て:Air pollution can be reduced by ...
  • 人によって結論が変わりうる記述
注意:本文中では「意見が事実として報告される」

本文の "All the speakers agreed on three points." は、それ自体は「合意があった」という事実の報告です。しかし合意された中身(電動にすべきだ、緊急サービスは向上するだろう)はスピーカーたちの意見です。設問が「事実」を問うか「意見」を問うかで、同じ文のどの層を見るかが変わります。

10秒ドリル:本文中の文を「事実」か「意見」かで仕分けてください。

Modern transportation problems and solutions were discussed by three guest speakers.
過去形で「議論された」という出来事の報告。誰が見ても同じ内容なので事実。
Flying vehicles should be electrically powered in general.
should は「〜すべきだ」という判断。合意された内容ではあるが、形は意見。
Some countries are already developing this technology.
already + 現在進行形で、報告に基づく現状。事実の形。
The operating costs of flying taxis are too high.
too は「〜すぎる」という評価。数字があるわけでもなく、人によって判断が変わる。意見。
It’s going to be a fantastic post!
fantastic は筆者の評価。未来のことでもある。意見。
STEP 5

全訳 ― 該当箇所を色で確認する

Full translation

色の下線は各設問の根拠箇所です。問1・問2・問3・問4。4問の根拠が第2段落と第3段落に集中していることを確かめてください。第2問は「設問の順番=本文の順番」が基本です。

リード文
Your teacher asks you to write a report about the future of transportation. To prepare, you read a blog written by a British author about the topic.
先生から、輸送の未来についてレポートを書くように言われた。その準備として、このテーマについてイギリス人の書き手が書いたブログを読む。
タイトル・見出し
Flying Vehicles
10 December 2024 / Jonah Markowski / Bristol, UK
空飛ぶ乗り物
2024年12月10日 / ジョナ・マルコウスキ / イギリス、ブリストル
第1段落
Yesterday, I attended a forum in northern Japan called Flying Vehicles: Today and Tomorrow. Modern transportation problems and solutions were discussed by three guest speakers.
昨日、私は日本の北部で開かれた「空飛ぶ乗り物:今日と明日」というフォーラムに参加した。3人のゲストスピーカーが、現代の輸送の問題と解決策について議論した。
第2段落
All the speakers agreed on three points. First, flying vehicles should be electrically powered in general. Air pollution can be reduced by increasing the use of zero-emission technologies. Second, emergency services would be improved. Flying ambulances would be faster in large cities with heavy traffic. Also, they would be better for servicing small towns far from hospitals. Finally, from a safety point of view, they said that flying technology would need to be well tested and controlled to avoid accidents in the air.
スピーカー全員が3つの点で同意した。問1 第一に、空飛ぶ乗り物は原則として電動であるべきだ。排出ゼロ技術の利用を増やすことで大気汚染を減らせる。第二に、緊急サービスは向上するだろう。問1 空飛ぶ救急車は、交通量の多い大都市では速くなるだろう。また、病院から遠い小さな町に対応するのにも適しているだろう。最後に、安全の観点から、空中での事故を避けるために飛行技術は十分に試験され、管理される必要があるだろうと彼らは述べた。問2
第3段落
At the end of the forum, the speakers discussed flying taxis. According to one of the speakers, recent reports show that some countries are already developing this technology. A few of them are even testing flying taxi services in the middle of their major cities. Then, someone in the audience asked if flying taxis would soon be available around the world. Two of the speakers answered, “Yes,” but they disagreed about the timing. One of them said, “In 5 years,” and the other said, “In 15 years.” The third speaker answered, “No, because the operating costs of flying taxis are too high.” I look forward to seeing which guest speaker’s prediction turns out to be correct.
フォーラムの終わりに、スピーカーたちは空飛ぶタクシーについて議論した。スピーカーの一人によれば、最近の報告では、いくつかの国がすでにこの技術を開発しているという。そのうちの数か国は、大都市の中心部で空飛ぶタクシーサービスの試験さえ行っている。問4 そのとき、聴衆の一人が、空飛ぶタクシーは近いうちに世界中で利用できるようになるのかと尋ねた。スピーカーのうち2人は「なる」と答えたが、時期については意見が分かれた。一人は「5年後」、もう一人は「15年後」と言った。3人目のスピーカーは「ならない。空飛ぶタクシーの運営コストが高すぎるからだ」と答えた。問3 どのゲストスピーカーの予測が正しいと分かるのか、楽しみにしている。
第4段落
Next week’s blog is about self-driving cars. It’s going to be a fantastic post!
来週のブログは自動運転車について。素晴らしい記事になるはずだ!
STEP 6

語句 ― 言い換えに使われた語を優先して覚える

Vocabulary

第2問の正解は「本文の語 → 選択肢の語」の言い換えで作られます。単語帳的に覚えるのではなく、ペアで覚えてください。

今回の言い換えペア(最優先)
improve動向上させる(emergency services ↔ responses to emergencies)
need to / require動必要とする
test / assessment動/名試験する/評価・査定
control / regulation動/名管理する/規制
costs / expensive名/形費用/費用がかかる
operating / run形/動運営上の/〜を運営する
test / trial動/名試験する/試行
major cities / urban名/形大都市/都市部の
リード文
transportation名輸送、交通
author名書き手、著者
本文
vehicle名乗り物、車両
forum名公開討論会
solution名解決策
electrically powered熟電気で動く
pollution名汚染
zero-emission形排出ゼロの
emergency名緊急事態
ambulance名救急車
service動〜にサービスを提供する
point of view熟観点
available形利用できる
disagree動意見が合わない
timing名時期
prediction名予測
turn out to be ~熟〜だと判明する
look forward to ~熟〜を楽しみに待つ
self-driving形自動運転の
post名(ブログの)投稿
選択肢
response名対応、反応
apply A to B熟AをBに応用する
traffic jam名交通渋滞
prevent動妨げる
proper形適切な
based in ~熟〜を拠点とする
rural形地方の、田舎の
widespread形広く普及した
solar-power名太陽光発電
mention動言及する
STEP 7

持ち帰る3つの武器 と 自己点検

Take-aways
武器 1

設問を先読みしたら、その場でタイプ判定する

探せる語があれば選択肢を読まずに本文へ。無ければ選択肢を先に読む。この分岐を「毎回・無意識に」できるようになるのが第2問のゴールです。

武器 2

選択肢を先読みするときは、ツッコミを1つずつ添える

「本当に?」「そんな話あった?」の一言が記憶のフックになります。本文で該当文に出会ったときの反応速度が変わります。

武器 3

「意見」を問われたら、まず選択肢の形で仕分ける

will / should / too は意見、already + 完了形や数字は事実。本文を読む前に半分落とせます。読解力ではなく手順の問題です。

自己点検:STEP 0 で解いたときの自分を思い出して、できていたものにチェックを入れてください。チェックはこの端末に保存されます。

0 / 10
次に向けて

7個以上なら手順は身についています。次は同じ手順を「初見の第2問」で再現できるかを試してください。6個以下なら、チェックが付かなかった項目だけを意識して、この問題をもう一度6分で解き直してください。答えを覚えていても構いません。測っているのは正解ではなく、目の動かし方です。